2020年リリースのアルバム・シングルで良かったものを列挙する回
みなさまおはようございます。
第1回目の投稿で、近年めっきり新譜を聴かなくなり良い新譜を探す努力もしなくなってしまったことを反省し、2021年は新譜を全部聴くことを決意。
すでに2021年にリリースされた新譜もたくさんあり早速追っているので、何を聴いて何が良かったかはまた追ってお伝えするとして、
今回は一旦2020年を振り返って、実際自分は去年どれだけ新譜を聴いていたのか(あるいは全然聴いていなかったのか)、現状を確認しようと思う。
それとともに、私の音楽聴取傾向を晒すことで軽い自己紹介となればということで、
以下思いつくままに2020年リリースで心に残った音楽、アルバムもシングルも洋楽も邦楽もごちゃまぜにして列挙してみます。
操 / 岡村靖幸 (アルバム)
2020年4月1日にリリースされたこのアルバム、リリースと同時に手に入れてからというもの
例の感染症により家に引きこもる中、ヘビーローテーションで聴きまくった。
緊急事態宣言と聞けばこのアルバムを思い出し、このアルバムを聴けば緊急事態宣言を思い出すというほど、自分にとって2020年といえばこれと言えるアルバムだったと思う。
岡村ちゃんはアガりたいタイミングで確実にアゲてくれるので好き。
特に1曲目の「成功と挫折」が良かったと思う。を最初に耳にした時は「うぉぉぉおおおおかむらちゃんありがとう!!最高だぜ!!!」と思わず歓喜した。ミドルテンポで暗めというか攻撃的なマイナー調の曲でありながら心拍数が確実に上がる超クールなトラックで、中盤とアウトロで出てくる小山田圭吾のギターソロがクリティカルヒット、超かっこいい。
岡村ちゃんのライブにはいつか行ってみたいと思っていて、このアルバムのツアーがあるなら絶対行きたかったが、このようなご時世となり無念。。
と、思っていると、岡村靖幸infoから「SPRING ツアー操」の公表が!!!!!ありがとう!!岡村ちゃん!!!
・Abracadabra / Jerry Paper (アルバム)
このアルバムもかなり聴いた方だと思う。
アルバムのジャケットやPVを見ても感じるだろうが、この人からは何というか、えも言われぬ変態性を感じる。
どの曲もメロディーやハーモニーが大変心地よいのだけど、甘くて辛いというか、浮遊感のあるゆる〜い曲調なのにめちゃくちゃグルーヴの効いたドラムが入ってきたり、まろやかな歌声に歪んだギターをユニゾンさせたり、ローテンポの落ち着いた曲でジャズでもないのにドラムのハイハットオープンを1拍目に置いて強調してみたり、攻めたアナログシンセを効かせてみたり、実はどの曲も絶妙なバランスの上に成り立っていると思う。そんな三半規管がやられてしまいそうなバランス感覚が狂気的な世界を作り出しているような気がする。
ギターもドラムもアナログシンセもベースも、どれを取っても音色やエフェクトが素晴らしく、宅録だからこそのこだわりが発揮されているのかなと思う。
かなり中毒性のあるアルバム。
・好きっていう気持ち・ツバメの季節に / 坂本慎太郎(いずれも7インチシングル)
2020年11月にリリースされた「好きっていう気持ち」、そして続けて12月にリリースされた「ツバメの季節に」。どちらも手元に届いてから何度も聴いた。
これまでの坂本慎太郎から大きくスタイルが変わったわけではないが、毎度ながら洗練された演奏、エフェクト、そして気の抜けているようでたまにゾッとする歌詞で2枚とも中毒性のあるトラックだった。
好きっていう気持ちの最後、「何やってんだろうね はぁ 踊ろう」という歌詞を繰り返すところ、
踊ろうぜ!っていうテンションでは全然ないけど、毎日やってらんないけどまあ踊ろうかっていう、希望を持っているわけではないけど絶望しているわけでもないとような絶妙な言葉が頭に残ってしまう。
坂本慎太郎自身はインタビューで、歌詞より音を重視しているので曲を邪魔しない言葉を選んでいる、歌詞に意味がないわけじゃないけど歌詞は曲の要素でしかない、というようなことを言っていたけれど、
坂本慎太郎の歌詞はすごく刺さってくる気がするし、曲のテーマや世界観は歌詞によって示されていると感じることも多いような気がする。
それは、彼の独特の声質にも関係しているのかなと思ったりもする(彼の歌は歌詞がはっきり聞こえて来るというか、「あれ、今なんて言ったのかな」と思う瞬間が少ない気がする。)
坂本慎太郎は2020年に単独ライブを予定していたものの、コロナ感染症のおかげで姫路のブッキングライブを除いてキャンセルとなった。
が、実は筆者はこの姫路のライブを見に行ったのである。単独公演も良いなーと思っていたものの、姫路のライブの方が先にアナウンスされチケットを取ってしまったのでまぁいいかということでそのままにしておいたのが幸いした。
坂本慎太郎のライブを見るのは初めてであったが、とんでもなく素晴らしかった。ここで語るにはあまりにも長くなりすぎるし、語り尽くせるほどの語彙も無いので多くは記さないが、
あの最小限のメンバー(ギターボーカル、ベース、ドラム、Fl&Saxの4人)でこのクオリティになるのかと、最初から最後まで感動しっぱなしであった。
演奏も歌も単純にすごい技術があると思ったし、音源のまま演奏しているわけではなくライブ用に新たに入念に作り込まれているという感じで、この編成でここまでの広がりを持たせることができるのか、という驚きの連続であった。
また絶対にライブを見たい。
あと坂本慎太郎のジャケや「君はそう決めた」のPVに出てくる二足歩行のネコみたいなキャラクター、めっちゃかわいいけど何なんだろう。。
君はそう決めた ( You Just Decided ) / 坂本慎太郎 ( zelone records official )
・DISCO / Kylie Minogue(アルバム)
カイリーミノーグの新譜がとても良いというコメントを複数目にしたり耳にしたので聴いてみると、易々とハマった。
タイトル通りで全曲を通して踊れる。流行している洋楽のダンスナンバーを聴いていもあんまりハマれなかったのだが、これはかなりヒットした。
とはいえ、明らかにディスコ全盛の時代への回帰を意図したサウンドだと思うので、決して新しい潮流に惹かれたわけではないところがなんとも言えないが、
それにしても完成度がかなり高い、、、!ディスコミュージック好きなら一度聴いてみることをお勧めしたい。
Kylie Minogue - Magic (Official Video)
・It Is What It Is / Thundercat(アルバム)
このPVなんか見ちゃう、、、
・The New Abnormal / The Strokes(アルバム)
フジロックで見たかった。
・Live Archive:STRAND / D.A.N(ライブアルバム)
D.A.Nは2020年フジロックのLive On Youtube で初めて見てから聴くようになった。曲も良いし演奏も上手い。
・POWER UP / AC/DC(アルバム)
一切方向性を変えずに新曲出せるのすごい。感動した。
etc...
実は、KIRINJIのcherishやベックのHyperspace、チャカカーンのHello Happinessについても紹介する気満々だったのだが、これらは2019年のリリースであった、、、
時が経つのが早すぎる。
以上、2020年で聴いて良かったものを列挙するということで書いてきましたが、列挙すると言えるほど聴いてなかった………
これからは気を取り直して2021年の新譜を追いますが、2020年リリースだけど絶対に聴いたほうが良いというものがあれば絶対聴きますので教えて欲しいです。
おわり